皆様こんにちは、院長の村上です。
ブログの引っ越し作業やなにやらをしていたら、久しぶりの投稿になってしまいました。
気がつけば日脚もめっきり短くなり、冬の訪れとともに今年ももう終わりだなと思うこの頃です。
年末というには少し早いですが、この年末に今年を代表するような大きなニュースが立て続けに飛び込んできました。
まず先週、大谷翔平選手の所属するドジャースが、ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に7-6で勝利し、4年ぶり8度目の世界一になりました。
ワールドシリーズ制覇がかかった試合で5点差以上を逆転して勝利したのは史上初だそうです。
また日本シリーズでは、私が子供の頃は大洋ホエールズだった横浜DeNAベイスターズが、1998年以来となる26年ぶり3度目の優勝を果たし、日本一になりました。
1998年の優勝時に選手だった三浦大輔監督は、引退後も球団のアドバイザー、コーチ、監督と立場を変えながら、30年以上にわたって横浜一筋でした。
そして今週にはアメリカ大統領選挙が行われ、1年近くにわたる選挙戦の末、前大統領のトランプ氏が勝利しました。
米国で大統領が退任後に返り咲くのは、132年ぶり2人目の快挙だそうです。
個人的には大谷選手のニュースが一番印象に残りました。
日本が世界に誇るアスリート大谷選手ですが、小学校の道徳の教科書にも載るくらい人間的にすごい人です。
この教科書では、一番最初に大谷選手のことが取り上げられています。
「夢を実現するためには」というタイトルで「君はかなえたい夢や目標をどう実現していくか、考えたことがあるかな。」と問いかけています。
そしてこの教科書に紹介されているのが、大谷選手の書いた「目標達成シート」です。
「目標達成シート」はアイデアを出すためのフレームワークの一つ、マンダラチャートあるいはマンダラートがもとになっていると思いますが、自分が高校生の時にこんなこと考えたことがなかったなあと改めて思います。
※「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です
https://mandalachart.jp/
そしてさらに大谷選手は「人生設計シート」も書いています。
この「人生設計シート」と現実の出来事の比較がこちらにまとめられていました。
大谷は岩手・花巻東3年時に作った、人生設計シートの27歳の欄に「WBC日本代表MVP」と記した。設計シートよりも1歳年を重ねた28歳8カ月(29歳シーズン)の23年3月に初のWBC日本代表入りだけでなく、MVPまでも達成したことは驚きだった。
キャンプ中の2月末に真美子夫人との結婚を発表した。「結婚」は26歳の欄に記してあったが、並列で「ワールドシリーズ制覇」とも書いてあった。まさか…とは思ったが、4年遅れながらWBC&MVPに続いて再び2つの計画を同時達成。「言霊」という言葉を聞いたことはあるが、驚きを通り越して、信じられない気持ちだ。
すごい。。。
私も、本当に驚きを通り越して信じられない気持ちでいっぱいになりました。
大谷選手の「目標達成シート」や「人生設計シート」が示しているのは、現在の活躍は「天賦の才」によるものだけでないということだと思います。
目標を立て努力し続けた結果であることを物語っています。
そして、大谷翔平選手、三浦大輔監督、トランプ氏に共通するものこそ、人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」=「GRIT」(やり抜く力)ではないかと思うのです。
著者アンジェラ・ダックワースさんは、この本の中でニーチェの言葉を引用して書いていますが、この部分は私にとても勇気を与えてくれているので、長文ですがご紹介します。
自分が「ラク」だから人を神格化する
あまりに完璧なものを見たとき、我々は「どうしたらあんなふうになれるのか」とは考えない。その代わりに「魔法によって目の前で奇跡が起こったかのごとく熱狂してしまう」。・・・
我々の虚栄心や利己心によって、天才崇拝にはますます拍車がかかる。天才というのは神がかった存在だと思えば、それに比べて引け目を感じる必要がないからだ。・・・
言い換えれば、「天賦の才を持つ人」を神格化してしまった方がラクなのだ。そうすれば、やすやすと現状に甘んじていられる。・・・
偉業を達成する人びとは、「一つのことをひたすら考え続け、ありとあらゆるものを活用し、自分の内面に観察の目を向けるだけでなく、ほかの人びとの精神生活も熱心に観察し、いたるところに見習うべき人物を見つけては奮起し、あくなき探求心をもってありとあらゆる手段を利用する」。・・・
「天分だの、天賦の才だのと言って片付けないでほしい! 才能に恵まれない人びとも、偉大な達人になるのだから。達人たちは努力によって偉業を成し遂げ、(世間の言う)”天才”になったのだ。
彼らはみな、腕の立つ熟練工のごとき真剣さで、まずは一つひとつの部品を正確に組み立てる技術を身につける。そのうえでようやく思い切って、最後には壮大なものを創りあげる。それ以前の段階にじっくりと時間をかけるのは、輝かしい完成の瞬間よりも、むしろ細部をおろそかにせず丁寧な仕事をすることに喜びを覚えるからだ」
どうでしょう、勇気が出ました?
最後にアンジェラ・ダックワースさんのTEDをご紹介して、今回は終わりです。
それでは、また!
(つづく)