みなさま、こんにちは。
院長の村上です。
クリスマスシーズンを迎え、銀座の街は大勢の人で賑わっています。
「銀座」と聞いてみなさんは、何を思い浮かべるでしょうか?
多くの高級ブランドの旗艦店(flagship store)が軒を連ねることから、銀座といえば高級ブランドを思い浮かべる人も多いかと思います。
私としては、売っているものより、ブランドのロゴに目が行きます。
どのお店もロゴを見ただけで、高級感をイメージさせてくれます。
その秘密は、どこにあるのでしょう??
それはたぶんフォントです。
その会社やブランドが技術や経験に裏打ちされた伝統を持っていて、今までずっとあり続けてきて、これからもずっとあり続けるという予感・・・しかも、ただ「ある」だけじゃなくて、その間にも視点はブレないだろうみたいな安心感もある。そういうのって、一言では言い表せないかもしれませんが、ひとまず「王道感」と呼ぶことにします。
フォントのふしぎ 小林章
ある種のロゴには、こういう王道感が備わっています。
王道感を演出するフォント、例えば、みなさんご存じの「ブルガリ」。
王道感、なんとなく感じられますよね?
ブルガリで使われているフォントは、古代ローマ帝国の碑文がルーツの「Trajan」だそうです。
古代ローマの遺跡には、Uの字がありません。このころはまだUの字がなくて、発音の違う「U」も「V」も同じVで表していました。
フォントのふしぎ 小林章
だから「BVLGARI」なのですね。
Trajanで書いてブルガリ風にしてみると、当院の場合は、こんな感じになります。
なるほど。
最近、銀座に「ゴディパン」ができて話題になりましたが、ゴディバもTrajanを少し修正したものだそうで、「O」の文字がまん丸でとてもかわいいです。
そして王道感を備えたフォントには、もうひとつ、「銅板印刷系」と呼ばれるものがあるそうです。
例えば「ディオール」、こちらのフォントは「Nicolas Cochin」。
ロココ時代以降、流行したこのフォントを使ってみると、
ところで、前回のブログでホームページを作り直すにあたり、ロゴマークの色を変更した話を書きました。
ご覧の通り、英文フォントも変えてます。このフォントに見覚えがありますか?
実は、
「ルイヴィトン」と一緒のフォントを採用しました。
フォント名は「Futura」。
ブルガリと一緒で古代ローマの石碑がルーツになっているフォントです。
いろいろなフォントを試してみて、私が「銀座ルミナス歯科」に抱いているイメージと一番合うと思いました。
それと、「Futura」とは「未来」を意味するラテン語であり、英語の「future(フューチャー)」に相当するそうです。
間もなく当院も開業して10年になりますが、この先の10年、そして「銀座ルミナス歯科」の未来を自分自身とても楽しみにしているので、その思いもフォントに込めています。
今回はここまで。